Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

堀川紀夫個展ー23

パソコンのモニターを解体したときに出た、蝶番のような部品に、数字を付けた、時事の肖像シリーズの作品です。
憲法96条改正問題が今日を切り裂くキーワードです。また、その対称形の69条も興味ある条文でした。その他、この9と6という数字はそれ互いに線対称でデザインされるものであり、69にはHな意味もある数字です。という訳で数字を使った新作です。

これは「トラウマの正序」シリーズの鉛筆編。一合の枡に半分以下の長さになった72本の鉛筆という作品で、日頃使っている鉛筆立てそのものでもあります。短くなった鉛筆を捨てる事が出来ない癖・習慣があり、鉛筆には手(小刀)で削って使っていた小学生の頃からの愛着とも言える記憶がこびりついています。



さて、今日から7月。参議院選があります。憲法96条の改正問題はどうなるのでしょうか。
東京新聞の記事より

自民・維新「96条改憲先行」 7党反対 参院選へ 幹事長討論会
2013年6月30日東京新聞朝刊
 与野党九党の幹事長らが二十九日、大阪市で開かれた関西プレスクラブ主催の討論会に出席し、改憲をめぐり論戦した。自民党日本維新の会は、改憲の発議要件を緩和するため、九六条先行改憲を目指す考えを重ねて示した。公明党を含む七党は反対を表明した。参院選の最大争点である改憲をめぐる対決の構図が明確になった。 
 自民党石破茂幹事長は「憲法の改正権は国民だけが持つのに、衆参両院のどちらかの三分の一が反対すれば、権利を行使できないのはいいとは思わない」として、九六条改憲の必要性を強調した。維新の松野頼久国会議員団幹事長も同調した。
 これに対し、自民党と連立政権を組む公明党井上義久幹事長は「国民の議論が熟していない」として九六条の見直しに慎重な考えを示した。
 民主党細野豪志幹事長も「先に要件を緩和するのは姑息(こそく)だ。まず自民党が、(衆参国会議員の)三分の二の賛成を得る努力をすべきだ」と主張した。