Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

F.Oさんよりの便り。

先日(19日)に、東北巡礼の南三陸町の現場に立ってコメントを送っていただいたF.Oさんより画像3枚が送られて来ましたので、犠牲者の御霊に改めて合掌しつつ掲載させていただきます。



コメント(再掲)。
 本日、南三陸町防災対策庁舎を訪れました。後ほど写真をお送りいたしますが、あの高さまで津波が押し寄せ確か43名の方の命を奪ったということです。私と妻は朝9時過ぎに自家用車で到着しました。それと前後して、観光バスで次々にたくさんの人々が訪れ、焼香し手を合わせていました。新潟からのバスも来ていましたが、涙する女性もおられました。今年中にこの鉄骨の残骸を取り壊すということですが、いろいろな思いがあることは確かだとしても、私としては場所を移動してでも後世に残しておくことがいいのではないかと感じました。同じ地域でもちょっと高台にある家はほとんど無傷で、20m位下に位置する家は跡形なく流されています。人類の大きな教訓として、広島の原爆ドームと同様に残すべきではないでしょうか。取り壊しが決定されましたが、何とか今からでも変えることはできないのでしょうか。海岸の近くでは牡蠣の身を取り出す作業場が新築され、30人くらいの人たちが一心不乱に仕事に打ち込んでいました。作業員の方から「見ていっていいよ。」と声を掛けられ見学を許されましたが、遅々とした歩みであっても確実に復興に向かっています。