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食材偽装

コピペです。偽装事件がまた発覚しました。
阪急阪神ホテルズ食材偽装:飲食店メニュー誤表示、知りつつ放置 調理場指摘せず
毎日新聞 2013年10月23日 大阪朝刊

食材の誤表示についての記者会見で頭を下げる阪急阪神ホテルズの奥村隆明総務人事部長(右)と井上豊営業企画部長=大阪市北区で2013年10月22日、大西岳彦撮影
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 「阪急阪神ホテルズ」(本社・大阪市)のレストランメニューの誤表示問題で、同社は22日、担当者が誤表示を知りながら放置していたケースがあったことを明らかにした。同社は今月7日に消費者庁に問題を報告したが、情報の整理などを理由に公表を控えていた。消費者庁は既に調査を始めており、景品表示法違反(優良誤認)と判断すれば、措置命令の行政処分をする。

 同社の井上豊営業企画部長らが22日午後、大阪市内で記者会見し、「メニュー全体に責任を持って関わる社員がおらず、組織全体に問題があった。申し訳ありません」と謝罪した。役員らを含めて処分を検討するという。公表が約2週間遅れた点については「情報集約や返金方法の検討に時間がかかった」と釈明した。

 同社によると、担当者が知っていたケースは、大阪新阪急ホテルの宴会場で2011年4月〜今年7月末、表示を誤ったまま計44食を提供した「芝海老とイカのクリスタル炒め」。実際は芝海老ではなく、バナメイエビを使っていた。仕入れ値は芝海老が1キロ約2500円、バナメイエビは1キロ約1400円。

 調理していたシェフの一部は社内調査に「誤表示を知っていたが、改めるよう指摘したことはない」と話しているという。

 大阪新阪急ホテルのレストランで同じ頃、1153食を提供した「若鶏の照り焼き 九条ねぎのロティと共に」。九条ねぎの入荷が難しくなり、白ネギと青ネギに切り替えながら、調理現場からメニュー表記の変更の提案はなかった。

 ただ、多くの場合は、担当者の知識不足などが誤表示の原因と強調した。第一ホテル東京シーフォートのレストランで4万人以上に提供した「鮮魚のムニエル」は、冷凍保存した魚が材料だった。担当者が「鮮魚」と表示しても問題ないと思い込んでいたという。

 納入業者側に問題があったケースもあった。納入業者が勘違いから肉の産地を切り替えたり、注文と異なる産地の肉を納入していたという。メニューを決める営業部門や調理部門の連絡不足もあり、誤表示に気付くのが遅れたとしている。

 一方、顧客への返金額はメニューに関係なく1000円以上とした。レシートなどは不要だが、コース料理などの場合を含めて個別に検討するという。【石戸諭】