Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

シグニファイニング展(1974年)

本棚を整理していたら1974年のシグニファイニング展のかなり厚い記録集が出て来ました。改めて見直してみると意義深いものがありました。この展覧会は名古屋の水上旬さんが主宰されたものです。高い出品料を払って出品はしましたが会場は京都で当時は超遠路、でかける時間とお金もなく展覧会の現場は見ていません。関西系の河口龍夫、植松奎二、今井祝夫等の名前があります。もちろん大御所の松沢宥等日本から80作家で外国からも相当数出品した展覧会です。
私は電報による態度表明と「御馬上の聖上陛下の拡大ポスター」を10枚以上送りましたが、どのように展示されたのかも分かりません。記録集から表現へ適度なスタンス(安全な位置に立つ)を持つ作家と、私のようにかなりきわどい位置に立とうとする作家とに別れているのが読み取れました。この時期、私の表現論もかなりしっかりしてきていました。この態度表明は今の私に順接していると思っています。

電報による態度表明。差出人の所でニイガタガン(Niigata Gun)を名乗っているのが当時らしいです。