大地の芸術祭(大厳寺キャンプ場、坂下)
昨日は作品完成を確認してもらうために大厳寺キャンプ場へ。自宅から58kmくらいの距離である。キャンプ場の管理棟の前に設置された看板である。霧、そして時々激しく降る雨の中です。
アートフロントの藤本さんから「完成ですね」との言葉があり,一つの節目を刻印。この瞬間を迎えるまで1年10ケ月くらいかかっている。これまでの私の作家人生の中で最高額の予算で制作、設置することが出来た作品である。あとは会期中に晴天が多いことを祈るのみである。例えば明後日の日食の日は晴れてほしい。この作品に40数年に一度の日食を写して見たいと思います。芝は雨で少し生き生きと見えます。しかし,植えて3日目で、根はまだ出ていませんでした。
山田健二さんの所を訪問。藤本さんと話しをしています。完成度は80%だそうです。
雪室の入口です。中から冷気が流れてきています。
雪室の入口のゲイトだそうです。茅葺きです。
お手伝いの二人です。このお二人に明るく良い人柄を感じます。
帰りに坂下集落の東京都市大学手塚貴晴研究室+彦坂尚嘉による「黎の家」を見学。廃屋再生の家プロジェクトです。家をクリーニングしつつ黒く塗っています。雨の中でよく穫れていませんが,とにかく黒で語っています。
玄関前の囲炉裏の上に台所用品を使って集合つり下げオブジェの競演です。手塚研究室の学生さんが頑張っていました。季節限定的なレストランと宿泊出来る施設になるようです。
彦坂さんの作品が掛けられる部屋も工事中でした。もちろんその部屋も真っ黒な壁面でした。彦坂さんのどんな作品が掛けられ、黒の壁面の上でどのように語ってくれるのか楽しみです。
本日のおまけは「アトミックサンシャイン」沖縄展の検閲に抗議する美術展への出品作です。