Art Site Horikawa-I

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フロッピーの記憶・記憶のフロッピー

プロッピーを使わなくなってかなり経過している。最近、大阪地検特捜部のフロッピーの書き換え問題で連日の報道。少し前のメディアが主役であるのが面白い。


前田恒彦検事は09年7月13日、FD内に記録された偽証明書のデータの最終更新日時を「04年6月1日」から「6月8日」に改ざんしたとして逮捕された。

 当初は「USBメモリーに移したデータを書き換えて遊んでいたつもりだったが、誤ってFD本体のデータを変えてしまった」と述べ、過失を主張していた。しかし、その後の調べに対して「FDをいじった」と供述し、証拠品を改ざんした故意を認めたという。改ざんの動機についてはあいまいな説明をしているとされる。

 また、地検内で改ざん疑惑が発覚した今年1月末〜2月の時点で、大坪前部長と佐賀前副部長に対して「故意にFDのデータを改ざんしたことを伝えたはずだ」とも供述しているという。

 最高検は、厚生労働省村木厚子元局長(54)=無罪確定=が04年6月上旬、部下の元係長、上村勉被告(41)に偽証明書の発行を指示したという検察側の描く構図に合わせるため、前田検事が改ざんを実行したとみている。だが、捜査報告書に添付された偽証明書のデータの最終更新日時が「6月1日」のままだったうえ、FDが証拠申請されずに弁護側に返還されるなど不可解な点もある。

 最高検は動機の解明を進める一方、大坪前部長と佐賀前副部長が前田検事の報告を聞いて故意だと認識できたかどうか、当時の経緯を詳しく調べている。(9月30日毎日新聞