Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

堀川紀夫個展-27

昨年の6月頃に素材である鍋蓋を家に持ち帰った訳ですから、今回の「鍋蓋の棚」が出来るまで、あれこれと考えて一年近くの時間がかかりました。いきなり突き抜けた発想が浮ぶ訳ではありません。最初は剛構造のもので考えた訳ですが、一旦組み立てると置く場所を占有し、また持ち運びも大変です。蓋を大きさの順にワイヤーでつないで吊るす事で色々な問題が解決に至りました。例えば、提灯の場合は少し厚みのある円形が使用する時は球形になって空間を生成させています。そのような折タタミ可能な構造です。この作品を地炉の上から一階奥のDの部屋へ移設しました。スポットの光による影も展示効果を生んでいます。この構造を応用する次の作品の発想も沢山浮んで来ています。次につながる今回の成果です。

今日は雨模様です。10:00~16:00の6時間、当番でギャラリー湯山におります。皆様のお出でをお待ちしています。