Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

田辺正樹展紹介

9/15日に柏崎市のグルグルハウスの田辺正樹展を見て来ました。田辺正樹さんの作品を見るのは初めてでした。
出品作品はテーブルのある北側の部屋に版画数点とギャラリーでのレリーフ的な壁掛け立体数点、フロアの立体大作の展示でした。立体作品は、パーツの組み合わさによる成形なのですが、パーツ自体に具体的な何かを感じさせるイメージや非イメージ(例えば厳密な数式的曲線)は感じられなく、率直に言って訴えてくるものが少なかったように感じました。チラシに書かれた言葉「イルージョンとしての美術」の思考がクリアに見えて来ませんでした。
関心を持ったにはフロアの大作とデスクに展示してあったそのマケットの関係です。制作のプロセスが感じられて共感するものがありました。






田辺さんは1950年生まれとあり、私と同じ世代で超ベテランです。失礼ながら作品を構成しているパーツ自体の厳密さ=ディテールの美、そして組み合わされた全体の美などに気を十分に配って作品を仕上げてほしいと思いました。