Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

関根個展、前山個展鑑賞ツアー

今日は舟見倹二さんを乗せて9時にドライブ開始。県内の個展鑑賞ツアーにでかけてきました。まず見附の今井美術館での関根哲男個展。ついでに長岡でmu-anに寄って陶芸(黒陶)のSさんを見て、柏崎での前山個展へ。関根、前山は二人とも県内外で個展を含めた発表の機会が本当に多く、美術社会という競争社会を精力的に走り続けていることは敬意に値する。と、いつも感じる。
さて、作品についてですが、二人共にアラ65以上の40年以上のキャリアを誇る超ベテラン作家であるので、自分のことは自分で良くわかっているはずです。あまりよけいなことは書かない。会期中なのでそれぞれ3枚ずつ会場風景を紹介させていただく。
まず関根さん。「赤フン戯画」。「赤フン手ぬぐいマン」が迎えてくれます。右側の作品がDMの作品でこの手の作品はこれ一点で意外でした。

ご神体はあの伝説の「笑えるアート」で登場した作品です。

この平和憲法と赤フンの組み合わせという意表の衝き方が関根作品の真骨頂ではありますが、どう評価するのか鑑賞者の側の問題です。聖像破壊を意図しているのか?でも「戯画」とタイトル付けされている。その他合計30点くらいの出品。大作も多く見応えと読み応えは抜群です。

前山さん。屋外の松林と室内でのインスタレーション。(二階展示場では鏡、石を使った小品「視界」シリーズもある)
松林の展示。現場で見ると作者の意図が一目瞭然です。

会場を角材を用いて構成。影の効果もあり爽やかな雰囲気ある会場となっています。いずれにしても言葉にするのは難しいです。

舟見さん、86歳!益々元気で前山さんと話しています。