Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

私のゴールデンウィーク

はてな」の元締めから、今週の「お題は、2013年のゴールデンウィーク」です。というメールがあり、題を私のゴールデンウィークとしてみました。昨日は、私のゴールデンウィークにふさわしく、ワイフと富山方面へドライブして来ました。
まず、北陸道で入善の発電所美術館へ。案内の写真が日本では実例を見た事が少ない「散在型のインスタレーション」のように見えたので、「東京MAC」(幕の内)西島直紀•O JUN展を見てきました。写真の散在型のインスタレーション的作品は「東京MAC」の作品であり事が分かり、そのことはそれなりに面白い試みであると思いました。しかし展示自体は案内の写真とは違いました。O JUNはメインフロアの床に大小様々の平面的作品を直接並べて大きな矩形に構成して展示していました。この作品は、鑑賞者にとって「不自然な視線」を要求し、分かりやすい作品なのに展示の仕方でこねくりまわしたひとりよがり作品になっていたと思います。西島さんの作品は無理のない視線で味わう事の出来る普通の感覚で楽しめる絵画でした。

次ぎに、この発電所美術館の情報コーナーで「前田常作」展の開催を知り、富山西インターから下りて太閤山ランドへ。広大な県民公園の中に沢山の施設が建設され、駐車場は満杯に人が訪れていました。モニュメントも幾つか品良く点在し、八重桜が満開、木々の新緑が伸び始め爽やかでした。会場の「ふるさとギャラリー」まで入口から1kmくらい歩き、「前田ワールド」の展覧会を見て展望台へ昇り、最後に一度は見てみたかった前田先生のモニュメント(この公園内にありことは以前から知っていました)を鑑賞•体験。ランド自体の設計に前田先生が大きく関与されている事が分かり、また訪れてみたいものと思いました。

前田先生のモニュメント

ワイフに撮ってもらいました。





球体の中です。下部の鏡面が汚れていたのが気になりました。


帰路に能生で下りて、筒石から「しだれ桜の里」で売り出している徳合集落へ。この集落のことを数日前に26日の朝日新聞の記事で知り、実はこれが、今回のドライブの当初の主目的でした。
R18で糸魚川方面から筒石漁港を過ぎて表示のある入口から右折して入った峡谷沿いに細長く続く集落の道路沿いと個人の屋敷、田んぼなどに至る所(新聞では三百本)にしだれ桜が植えてありました。それなりに成長した桜でしたが、まだ大きいものが少なく現在進行形のプロジェクトと思われました。桜のピークは既に終了していましたが、かなり残っており楽しめました。この「しだれ桜の里」のコンセプトは素晴らしいもので、来年も必ず訪れると心に決めて帰りました。また、このプロジェクトを支援したいものと思いました。